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【イベントレポ】minneトークイベント&作家さん交流会 in 鹿児島を開催しました

3/16(土)にGMOペパボ鹿児島オフィスで「minneトークイベント&交流会」を開催しました。鹿児島でこのようなイベントの開催は、minneとしては第一回目となります。

トークゲストには、鹿児島出身でminneで活躍中のいぬ(尻)作家の『ぷぅぷ』さんをお招きし、これまでのあゆみや、ものづくりへの想いをお話しいただきました。
今回はトークイベントで印象に残った内容を中心にレポートいたします。

ぷぅぷさんプロフィール
鹿児島県出身、現在は宮崎県在住
2016年にminneで「雑貨屋ぷぅぷ」をスタート。
犬と犬のお尻のイラストをメインに、スマホケースやマスキングテープ、アクセサリーなど幅広く展開。
「ぷぅぷのイラストを使った雑貨を販売している小さな雑貨店」をイメージして、屋号を「雑貨屋ぷぅぷ」と名付けた。
現在はminneなどのネット販売を中心に、年に数回ハンドメイドイベントに参加し対面販売も行なっている。
minneのギャラリーページ

欲しいものを自分で作ってみる

最初は鹿児島弁のLINEスタンプを作って、スタンプクリエイターとして活動していたぷぅぷさん。
ご自身のスマホケースを買い替える時になかなかしっくりくるものがなく、「自分が描いたLINEスタンプのイラストで可愛いスマホケースを作れないかな?」と考え、SUZURIでスマホケースを作ったことがものづくりの始まり。
そうするとスマホケースを販売して欲しいと問い合わせがあり、取引場所として選んだのが「minne」だったようです。
ここから「雑貨屋ぷぅぷ」としての作家活動がスタートします。

想いは行動につながる

本格的にminneで活動を始めたのは、2017年10月に鹿児島の山形屋で開催された『やまかたやハンドメイドフェスタ supported by minne』だったそうです。
このイベントに出展して、自身が作った『鹿児島弁LINEスタンプ』を使っている人に会ってみたい!そのためにはminneでもっと作品を販売せねば!との思いで本格的に販売を開始。実際にこのイベントで鹿児島弁LINEスタンプを使っている方に出会われたそうです。(すごい!)

きっかけは様々ですが、自分が作った作品を使っている人に会いたい!という思いは、ものづくりをしている人なら誰にでもあるのではないでしょうか。
このお話を聞いて、あることを意識したり強い想いを持つことは、自身の行動にも繋がっていくと感じました。

この頃はまだ、後に犬のお尻のイラストを描くことに繋がるとは誰も想像していなかったでしょう…。

アイデアは経験の中にある

作家活動を始める前はトリマーとして働いていたぷぅぷさん。
ある日、友人が飼っていたコーギーのシャンプーを頼まれた時、コーギーのお尻(コギケツ)の雑貨の話になり「コギケツのイラストで欲しいスマホケースがないんだよね」と友人からの一言。
「私だったらどう作るかな?」とぷぅぷさんが考えたのが犬のお尻のイラストグッズの始まり。
それまではLINEスタンプのオリジナルキャラグッズを作っていましたが、この頃からトリマーの経験を活かして犬の絵も描くようになったそうです。
犬のイラストを描くときは、なんと骨格から描いているとのこと!
骨格、毛並み、シルエットが忠実に描かれているのも、過去のトリマーの経験が活かされて今につながっているんですね。

お客様の目線になり、次の発想につなげる

ぷぅぷさんがminneなどのオンライン上で作品を販売する上で心がけていることは、『お客様目線を忘れないようにする』こと。
自身が買う側になった時に、「こんな説明文が欲しいな。もっとこういうところの写真が見たい!」と、感じたことは自身のページにも取り入れるようにしているそうです。
お客さんの目線になって客観的に見るということは、『次にやることが見えてくる』『次はこうしてみよう!』という発想につながっていきます。

また作品の梱包については、特別なものは使用しておらず、お手紙やイベント出展のご案内を入れたり、自身の作品のマステを使って封をしたりと、作品だけでなく梱包まで全体をぷぅぷカラーになるよう考えているとのこと。

「お客さんの元へ作品が届いて、最初に開けた時の印象や感動を大切にしている」とぷぅぷさん。
作品づくりだけでなく、作品がお客様のところに届いて箱から作品を取り出すまでのことを考えられているところに、ぷぅぷさんの想いや丁寧さを感じられました。

私らしい作品を

次に、ぷぅぷさんが作品を作る上で大切にしていることをうかがいました。

それは『私らしいデザイン』を心がけること。
ぷぅぷさんの作品は、技術よりもデザインやイラストの方が大切になってくる部分が大きく、デザインを考える際に「可愛いだけじゃなく、ほんの少しのユーモア」を意識して作られています。
日常生活の中からデザインのヒントを得ることもあれば、「こんなのがあったら絶対面白くて可愛いよね!」と、直感だけで作ったりすることもあるとのこと。

まずは自分が好きなこと、作りたい!と思ったことを一生懸命やってみる。
そしてやり続けていれば技術は自ずとついてくる。
作品に対する『こだわり』や『好き』といった想いが、自然と『私らしい作品』が生まれてくるのだと思いました。

これからのこと

最後に、これからやってみたいこと、挑戦したいこと。
そして5年後、10年後にどんな作家になっていたいかをうかがいました。

「海外への発送をもっと積極的にやりたいなと思っています」とぷぅぷさん。海外の方から作品を買いたいとSNSを通して連絡がきたり、転送システムを使って買ってくださる方もいるとのこと。

今では海外からminneの作品を購入できるようになり(※)、堂々と海外へお届けできるようになりました。ぷぅぷさんの活躍の場が海外にも展開されると、さらにものづくりの幅も広がることでしょう。

(※)海外からの購入・発送について 参照ページ

将来の作家像については、「将来的な作家の姿というのは全く考えていません。第一今の私の姿も想像を超えたものになっているので、今後のことはなるだけ考えないようにしています。ただ人としての成長は止めたくないので、色んなことにチャレンジして色んな経験をしたいです」とぷぅぷさん。

次は一体どんなことにチャレンジして私たちを驚かせてくれるのか、今後のぷぅぷさんの活躍が楽しみです!

ぷぅぷさんの明るさと軽快なトークで、終始笑顔が絶えない楽しいトークイベントでした。
イベントにご参加いただいたみなさまも、メモをとったり、うんうんと頷きながら最後まで真剣に聞いていただきありがとうございました!

作家さん交流会

続いては、トークイベントの後に行われた作家さん交流会の様子をご紹介します。

参加者の作家さんにはご自身の作品をお持ちいただき、テーブルの上に並べて展示しました。
実際作られているものを、こんな近くで見られるとなるとみなさん興味津々の様子。

交流会前半はグループに分かれて自己紹介タイム。
作っている作品の紹介はもちろん、作家活動の中でチャレンジしてみたいことや目標なども発表していただきました。
自己紹介タイムで初めましての方とも打ち解けたところで、交流会後半はフリータイム!
ご用意した飲み物とお菓子を楽しまれながら、会場は一気に盛り上がります。

作家さん同士でスキルを共有したり、悩んでいることもみんなで話すことで問題解決のヒントが見つかったり。
「私も頑張ろう!」と刺激をもらえたとの声もたくさんいただきました。

イベントの最後は作家のみなさんと記念撮影。

私たちスタッフも新たな発見や、みなさんから多くの学びを得ることができ、楽しい時間を過ごすことができました。
今回だけでなく、この交流会が「次の行動につなげる」きっかけとなり、これからも作家さん同士の交流を続けていただけると嬉しいです。
今後も鹿児島でみなさまにお会いできる日を楽しみにしています。

今後のminneのイベントに関するお知らせは、以下よりご覧ください。


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