見出し画像

ハンドメイド作家さん向け・インスタライブの始め方(#minne学習帖)

こんにちは、minneの作家活動アドバイザー 和田まおです。
「インスタライブで情報発信をするハンドメイド作家さんがすごく増えたなあ~」と感じる今日このごろです。近ごろは21時頃にInstagramを開くと、ライブ配信中の作家さんが多い時は4~5名いらっしゃる、という状況です。

インスタライブの始め方

私自身、はじめてインスタライブを個人アカウントで行ったのは2018年12月のこと。2019年12月以降は、minne LABの公式アカウントにて週に2回「おはよう!minne LAB」の配信を行っています。

今回は、「これからライブ配信を始めてみたいな~」と考えているハンドメイド作家さん向けに、1年余り配信を続けてきて実感したことや、「これだけ抑えればとりあえずスタートできる!」という初歩的なポイントについて解説します。
なお、Instagramのアカウントの取得方法や、ライブ配信を開始する操作方法などは、詳しく解説されている記事がたくさんありますので、ぜひネットで検索してみてください。

配信にあたって事前に用意するもの(ハード面)

・スマートフォン(Instagramのアカウントを取得しましょう)

最初のスマホスタンド

まずは、スマートフォンが1つあれば配信できます。気軽にできちゃうところがインスタライブの最大のメリットです。自分でスマホの配信画面を見ながらお話しする、という感じでしたらスマホ1つで十分です。

・スマートフォンを固定するスタンドなど

最初のスマホスタンド横から


スマホをずっと手に持って配信するのは腕も疲れますし、見ている側は手ブレにより画面に酔ってしまうこともあります。
100円ショップで揃う便利な撮影グッズ 」にも掲載しているスマホスタンドは、パーツの向きを変えれば上記の写真のようにスマホを縦方向に固定できます。下の写真のように、アームタイプのスマホスタンドや、俯瞰の撮影ができる三脚も便利です。Amazonなどで「スマホスタンド」で検索してみてください。1,000円~3,000円程の予算でも様々な種類があります。

ワイヤーアーム


・できれば、LANケーブルを接続し有線で配信したほうが安心
せっかく配信していても、途中で音声が途切れたり映像が止まってしまっては、配信者も視聴者も不安になりますし、残念です。
ルーターの設置場所とは別のお部屋から配信する場合は、WIFI接続が途中で不安定になり中断してしまった、といったトラブルも多いです。安定した配信を行うには、有線での接続環境が最強です。私自身も、自宅で配信を行う場合はルーター設置場所から離れた部屋から配信しており、ルーターに15mのLANケーブルを繋ぎ、スマホ用のアダプターを介して接続しています。有線接続にしたことで、配信が不安定になることがほぼなくなりました。
アダプターは、「スマホ LANケーブル アダプター」といった検索ワードで探してみてください。

インスタライブの仕様を知ろう

カメラ切り替え

・インスタライブは基本的に「縦」画面
横向きにカメラを向けて配信することもできますが、視聴者さんは「縦」で視聴するケースがほとんどです。ここはセオリー通りに「縦」画面での配信をおすすめします。

・アウトカメラとインカメラの違いを理解しよう
上記左の写真は、スマホの背面についているカメラを通して配信する映像です。自分が写っている様子を確認しながら配信する場合は「インカメラ」を利用します。「インカメラ」は、左右反転した状態で配信されます。そのため、本や図説のパネルなどを紹介する際は文字が反転するので注意が必要です。「アウト」と「イン」は、画面をダブルタップすることで切り替えできます。
上記の写真は配信開始前の画面です。この時点で「アウト」と「イン」の切り替えが可能なので、準備をしてから配信をスタートしましょう。
インカメラ配信時は、下記の写真のように文字が反転されます。

反転

・白い服を着ると、コメントが読みにくい(場合がある)
配信中のコメントは「白文字」で表示されます。そのため、白い服を着て配信していると「なんだか今日はコメントが読みにくいな…」といった時があります。これは、配信者側の照明などによって状況が異なるため一概には言えませんが、私の場合は白い服はできるだけ避けて配信するようにしています。下の写真は、服の色の違いによる文字の見え方の比較です。

洋服比較

配信前のスマホの設定

・ストレージの容量を十分確保しておく
インスタライブ終了後に、配信動画を保存することができますが、その際にスマホのストレージ容量が足りないとエラーが生じてしまいます。私自身、配信時には最低でも5GB程空けておくようにしています。

・フォロワーさんのオンライン状態を確認する設定
「せっかく配信したのに誰にも見てもらえなかった」という状況も、ゼロではありません。配信時間に迷ったときは、「自分のフォロワーのオンライン状態の人数」を確認し、時間帯を決める目安にしてみましょう。
この確認を行うには、Instagramの
設定>プライバシー設定>アクティビティのステータス の設定を「オン」にします。この設定により、インスタライブの接続画面を開いた時に「フォロワー●人がオンラインです」という数字を確認できるようになります。
ただし、この機能はアクティビティのステータスが「オフ」のフォロワーさんの数字はカウントされないので、参考程度にとどめておいてください。

・文字の表示サイズ
視力に不安がある場合は、文字のサイズを通常より大きくしておくと、書き込まれたコメントを読む際に便利です。文字が小さくて見えにくいと、ついついカメラに顔が近づきすぎてしまい、気がついたら顔を大写し状態で配信していた、なんてことも多々あります。
文字の表示サイズは、スマートフォンの設定で調整します。
iPhoneの場合は「iPhoneの設定>画面表示と明るさ>テキストサイズを変更」の項目です。

配信中に確認すること

固定コメント

①視聴者数と経過時間
左上に、リアルタイムの視聴者数が表示されます。「LIVE」の文字をタップすると、配信経過時間が確認できます。インスタライブの配信時間上限は60分です。残り2分になると、終了時間までのカウントダウンが自動的に表示されます。

②固定コメント
配信の途中から入ってきてくださった視聴者さんに向けて「今日の配信は何をやっているか」を固定コメントに書いておきましょう。
コメントは、1つだけ固定表示することができます。③の欄から入力し、コメントがタイムライン上に表示されたら、コメントをタップすると「固定する」メニューが表示されます。

③コメントの入力と設定欄
「:」のようなマークをタップすると、「コメント入力」と「ライブ配信リクエスト」の設定メニューが表示されます。「ライブ配信リクエスト」とは、視聴者があなたのライブ配信に参加する(2画面で配信する)ための機能です。行う予定がない場合は、誤ってリクエストを送ってしまうことを防止するためにも「オフ」に設定しておきましょう。

ipadで確認

その場合は、コメント確認用の端末(私の場合は右側のiPad)を別で用意する必要があります。最近は、Instagramが機能拡張され、パソコンのブラウザからもインスタライブを視聴できるようになったので、スマホ&パソコンの組み合わせも可能です。
配信中のアカウントに、複数の端末からログインし配信操作を行うことはできません。そのため、上記写真のコメント確認用端末(iPad)では、配信用のInstagramアカウントとは別にコメント確認用の別アカウントを用意して、一般の視聴者と同じ環境で配信内容を確認しています。この時、確認用端末からは配信音声が出ないよう、ミュートしておきましょう。

配信終了後に確認すること

(※2020年5月18日追記 新仕様、旧仕様あります)
4月下旬より、Instagramの仕様変更により、インスタライブのアーカイブ保存先が旧来の「ストーリーズへシェア」から、新仕様「IGTVへシェア」に変更されています。現時点では、アカウントによって新仕様・旧仕様が混在しているようなので、両方の仕様を掲載しております。

終了画面解説_新仕様

①視聴者数
配信中に閲覧した人数の合計が表示されます。
生配信を閲覧した人数は、後から確認することができません。スクリーンショットで保存したりメモを残すなど記録しておきましょう。

③IGTVでシェアする/削除する
配信動画をIGTVに「シェアする/削除する」を選択できます。「IGTVでシェア」を選択すると、投稿動画に対するコメント等の入力欄が表示されます。入力内容は投稿後にも編集できます。また、IGTV投稿時に、タイムラインにプレビュー投稿をする/しないの選択も可能です。IGTVに投稿した動画には、ライブ配信中のコメントは表示されません。

画像11

①動画のダウンロード
配信動画をダウンロードできます。なお、ダウンロードした映像には、配信中のコメントが含まれません。この時にスマホの空き容量が少ないと、動画を保存できない場合があります。動画データはサイズが大きくストレージを圧迫してしまうので、ダウンロードは必須ではありません。

②視聴者数
配信中に閲覧した人数の合計が表示されます。
生配信を閲覧した人数は、後から確認することができません。スクリーンショットで保存したりメモを残すなど記録しておきましょう。

③ストーリーズに残す/残さない
配信動画をストーリーズに「残すor削除する」を選択できます。「ストーリーズでシェア」を選択すると、配信動画が24時間公開されます。24時間経過後には自動的に削除されます。いったん公開し、後から削除することも可能です。

例えば、何を配信する?

ごく一例ですが、ハンドメイド作家さんならこんな内容はどうかな?という配信内容をご紹介します。

◆作業場所の紹介
アトリエなど制作の裏側を紹介することで、作品に興味を持っている方がより興味を持つきっかけになります。お部屋全体を見せなくても、資材の収納方法の工夫や普段使っている道具の紹介などもよいと思います。

◆制作の様子の実況
おしゃべりが苦手、という方も多いと思います。もくもくと作業している様子を無言で配信するのも、まったく問題ありません。定点カメラで「●時~●時まで、作業の様子を配信します」といった予告の上でやってみるのもよいでしょう。

◆作り方を教える場
オンラインワークショップさながらに、詳しい作り方を解説されている作家さんもいます。例えば、キットを購入した方向けに「●月●日●時から、インスタライブで作り方を解説します!」といった配信も興味深いと思います。

販売予定の新作の紹介
●月●日から販売開始します!というお知らせを、ライブ配信で行ってみてはいかがでしょう。同様の手法で、販売イベント出展の直前に当日ブースで販売予定の作品を紹介する、委託先に納品前に納品予定の作品を紹介する、といった内容もあります。

◆販売イベントさながらにブースを組んだエア販売会
minneのハンドメイドマーケット2020が中止になり、#エアハンマケ を開催した際に、ご自宅などに本番さながらのブースを設営して作品紹介を配信した作家さんが何組もいらっしゃいました。

◆作品の使用方法の解説
ヘアアクセサリーを使った簡単なアレンジ方法を紹介したり、お洋服を着用して紹介したり、2way・3wayと使い方にバリエーションがある作品を実際に触ってみたり、写真と文章では伝わりづらい情報を発信することができます。

◆雑談
作家さんの人となりを知っていただくとてもいい機会です。作品紹介に限らず、ただただ日常の世間話をしたり、日々の制作活動についておしゃべりしたり、といった配信もアリです。ペットも配信に登場する、といったケースも個人的に楽しみにしています。

配信予告は日時だけじゃなく内容も入れる

インスタライブを行う作家さんが増えていますが、「いつ、どのアカウントで」以外にも「どんな内容を配信するか」もしっかり宣伝しましょう。
定期的に配信を行っている場合は、いつもの配信がどんな雰囲気なのか、SNSで発信することでも視聴者数アップにつながるはずです。

欲張りすぎない、完璧を求めすぎない

インスタライブには、「アーカイブを残さない」選択肢があることで、とても気軽にライブ配信をはじめることができます。
配信に慣れてきて、情報を蓄積したくなったら、YouTubeのチャンネル開設も視野に入れると良いでしょう。
初めての取り組みで、不安な事も多々あるかと思います。追求すればどこまでも作業が発生するのが、動画配信の奥深いところです。欲張りすぎず、完璧を求めすぎずにスタートを切ってみるのも、よいかと思います。

「楽しかった!」を共有しよう

宣伝は、配信予告だけではありません。配信後に、今日話した内容や盛り上がったポイントなどを、SNSなどでも情報発信しましょう。配信を見られなかったお客様が「次は覗いてみよう!」と興味を持ってくださるかもしれません。

まとめ

視聴者さんが不安になる要素を認識して、初めての配信にチャレンジしてみてください。

・音声が聞こえない(マイク、音量設定の確認)
・映像や音声が途切れる(ネット回線の問題)
・途中から配信を見た人は、何をやっているのかわからない(固定コメントを書いておく)
・配信リクエストをオフにしておく(視聴者はつい押しちゃう!)

Instagram配信には様々な機能がありますが、まずは「安定した配信を、決めた日時に、やってみる!」ところからはじめてみてください。いろんな作家さんやブランドさんの配信を視聴するだけでも、とても勉強になると思います。
minne学習帖では、他にも様々な切り口でノウハウを公開中です。ぜひ、随時チェックしてみてくださいね。

私が配信してきた個人的な感想にはなりますが、インスタライブは「すでに知っている人により興味を深めてもらう場」として有効だと感じました。
「インスタライブで新しいお客様をたくさん獲得しよう!」というより「すでに私のことを知ってくれている方に向けて、もっと興味を持ってもらえるきっかけづくりをしよう!」という場として活用することが、配信計画を立てやすく、入口としてやりやすかったです。

お客様は非常にシャイで、作家さん側から見えないところでこっそりのぞき見している、というケースも多々あります。インスタライブをはじめてみて、コメントをいただいたりすると「これまで交流のなかった方から反応があって、新規顧客獲得できた!」と思われるかもしれません。が、実は、以前から知っていて、より興味が出てきたから「コメントする」という接触行動に移った、とも考えられます。むしろ、後者の数値の方が大きいのでは?と感じています。あくまでも個人の感想なので、皆さんそれぞれにピッタリの「配信の目的」を考えていただけたら、と思います。

ぜひみなさんの「ファンづくり」にお役立てください。

minneでは、ハンドメイドにチャレンジしてみたい!という方に向けた、キットの特集記事を公開中です。
キットを使ったライブ配信もできるので、ぜひ覗いてみてくださいね。



この記事が参加している募集

いま私にできること

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポートいただいた際には、東京世田谷にある作家交流スペース「minne LAB」で使える撮影小道具を充実させたいと思います!撮影スペースや相談窓口として、ぜひご予約もお待ちしています。

トゥリマカシ♪
67
ハンドメイド作品を「買いたい人」と「売りたい人」をつなぐサービスです。WEBブラウザ、iOSアプリ、Androidアプリをご利用いただけます。https://minne.com/

この記事が入っているマガジン

minne学習帖
minne学習帖
  • 45本

ハンドメイド作家さん向けの読みものをminneスタッフがお届けします。感想やリクエストはこちらから▶https://goo.gl/forms/pRQyT3mbCxSi4K4G3