タイトル_学習帖_撮影小物

作品の魅力を惹きだす撮影小物(#minne学習帖)

こんにちは、minneの作家活動アドバイザー 二木なおです。

作品をつくったら、作品の雰囲気に合わせてすてきな写真を撮影したいですよね。CREATORS' SPACE「minne LAB」でおこなっている撮影レクチャーでは、さまざまな撮影小物を使用し、いろいろなテイストの写真を撮影しています。作品を毎日見ている作家さんご自身も、写真を見比べてみると「小物を変えるだけでこんなにも作品の見え方が変わるの⁈」とびっくりされます。
今回は、「作品が映える撮影小物選び」をテーマに、実際に撮り比べた写真をもとにポイントを解説します。撮影の基本をマスターしたら、次のステップの参考にしてみてくださいね。

小物は使ったほうがいい?

よくご質問でいただくのですが、小物を使って撮影すると作品のサイズ感や利用シーンが伝わりやすくなるというメリットがあります。サイズ感や利用シーンがイメージできると、作品を買おうか迷っている方も、安心して購入しやすくなるのでおすすめです。

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どんな小物がいい?

使用する小物は、ドライフラワーなどの花材や季節のモチーフ、フォトフレームやお皿、リボンやコスメ、ポストカードやペットボトル、作品づくりに使用している材料や道具がおすすめです。季節感やサイズ感、利用シーンや作品の希少性が伝わり、作品を購入したら、いつ、どこで、どんな風に使おう……など購入後に利用するイメージがつきやすくなります。

ドライフラワーなどの花材

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季節のモチーフ

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フォトフレーム

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使用している材料など

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リボン

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<リボンの使い方>

撮影レクチャーでも反響がいい、カールをうまくいかしたリボンの使い方のコツをご紹介します。レクチャーでは、100円ショップで購入した5色セット2mのリボンを使用しています。今回は色味が似ている3色のリボンを使用します。みなさんもお好みのお色と本数のリボンをご使用くださいね。

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まず、リボンを芯からすべてほどきます。リボンが巻いてある芯を持ち、できるだけリボンの巻きグセが伸びてしまわないように芯を回しながら3本一緒に送り出していきます。リボンを引っ張ってしまうとカールがとれてしまうので気をつけてくださいね。
すべて送り出したらリボンの端はテープで芯に貼りつけておきます。

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芯を持ち上げ、3本のリボンが螺旋状になるように芯をクルクルと回転させます。

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撮影に必要な長さが螺旋状になったら作品のまわりに配置します。持ち上げたリボンを作品のまわりにそっと下ろしていきます。

配置が決まったら螺旋状になったリボンのカールを少しほぐし、最後はカメラをのぞきながらバランスを整えて完成です。よかったら挑戦してみてくださいね。

作品が主役、小物は脇役

作品よりも主張が強い小物を使用すると、小物に目がいってしまって作品が伝わりにくくなってしまいます。作品が主役、小物は脇役……写真を見たときに作品にパッと目がいく写真を目指しましょう。

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左:作品より大きい葉っぱ 右:作品より小さい葉っぱ

小物を使った撮影に慣れるまでは、作品よりも少し小さめを選ぶと作品が引き立ち、全体的にバランスがとれた写真が撮りやすくなります。

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左:作品より大きい花材 右:作品より小さい花材

猫がちょこんとのったリングを大きめ・小さめの小物で撮影してみました。

小さめの小物を使用することで作品にパッと目がいく写真になります。さらに作品の奥に配置することで、奥行きがある写真になり、シンプルなデザインの作品はその存在感を引き立たせることができます。

ご自身の作品の魅力や一番伝えたいポイントが引き立つサイズの小物を見つけてくださいね。

ほどよい存在感のある色選び

作品や背景と同系色の小物は、程よい存在感で作品を引き立ててくれるので小物選びに迷ったら同系色からはじめてみましょう。

作品と同系色のリボン

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背景と同じ白いレースペーパー

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作品や背景と同系色のフレーム

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背景と同系色の生地

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作品に使われている色味の小物

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小物をとりいれた撮影に慣れるまでは、作品や背景と同系色の小物からチャレンジし、撮影に慣れてきたら、作品の雰囲気にあわせて少しずつ小物を足してみたり、色がある小物を取りいれてみましょう。

サイズ感・利用シーン・希少性を伝えよう

小物を使用して、作品のサイズ感、利用シーン、希少性を伝えましょう。

<サイズ感>

100×148mm と言われても作品の大きさがイメージしづらい方も多いのではないでしょうか。ですが「ポストカードサイズ」と言われると頭にパッとイメージしやすいですよね。手のひらにおさまる作品は「手のひらサイズ」などもサイズ感がわかりやすくおすすめです。

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1枚目は作品のサイズが伝わりにくいですが、2枚目は名刺サイズのショップカードを添えて撮影することでサイズがイメージしやすくなりました。

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実寸サイズの記載と合わせて、ショップカードやペットボトルなどサイズの比較になる小物を添えて撮影し、写真や文章でもサイズ感を伝えてみましょう。

<利用シーン>

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作品を利用する場面を連想させる写真もとても大切です。

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浴衣にぴったりなヘアアクセ作品をシンプルに撮影してみました。きれいに撮影できているのですが、実際に作品を利用するイメージが連想しづらく購入の決め手にかけています。

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浴衣と一緒に撮影することでパッと利用シーンが伝わり、作品のかわいさが引き立ちますね。作品と小物の色味をあわせることで、小物が主張しすぎず作品が見やすい写真になっています。1枚目の写真と比べて利用シーンがイメージしやすく購入の決め手になります。

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作品や背景と同系色の小物を使用

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利用シーンが連想できるよう食卓をイメージして撮影

文鳥がモチーフのグラスを2パターン撮影してみました。
1枚目では、グラスのデザインの面白さやユニークなフォルムが際立つので眺めても楽しめることが伝わりますね。
2枚目では、実際に食器として使用するイメージがつきやすいように食卓を再現してみました。オリジナリティが強い作品でありながら日常にもなじむ様子が伝わり、食事やティータイムがより楽しくなりそう……など利用シーンが連想できます。

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アーティフィシャルフラワーのアレンジメント作品をシンプルに白背景で撮影してみました。さてこの作品はどんなお部屋に置くとぴったりな作品なのでしょうか……

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フェミニンな雰囲気のお部屋をイメージ

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アンティークな雰囲気のお部屋をイメージ

フェミニンな雰囲気やアンティークな雰囲気など、使用する花瓶や小物がかわると作品の見え方もかわり、さまざまなテイストを表現できます。

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パッチワークがユニークなレザーのキーケース作品を複数の小物を使用し……

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カジュアルでメンズライクなテイストを表現してみました。
複数の小物を使用する際も、作品と同系色の小物を使用すると全体的にまとまりがある写真になるのでおすすめです。

※過度な演出をしてしまうと、かえって作品の良さが伝わりにくくなってしまうこともあるので、あくまでも主役は作品ということを忘れずに。

<希少性>

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minneでお買い物される方は、こだわりを持って作られた作品や個性的な作品、手仕事によるあたたかさがある作品を探されている方が多く、自分用だけでなくプレゼント探しにお買い物を楽しまれている方もいらっしゃいます。

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小物を使った撮影に慣れてきたら、作品づくりに使用する材料や道具を取りいれてみたり、手のひらにのせて撮影することで作品のサイズ感や、作品に込めた丁寧さやこだわり、希少性が伝わる撮影に挑戦してみましょう。

作品を登録する際は、作品の良さがシンプルに伝わる写真、サイズ感や利用シーン、希少性が伝わる写真をアップしましょう。

どんなにすてきな作品でも、ネットでのお買い物は実際に作品を手にとって見ることができないため、サイズ感や利用シーンがわからない作品は購入しづらいものです。購入者目線になって安心して購入できる写真、購入の決め手となる写真を目指しましょう。

また、minneの作品検索画面では、たくさんの作品写真と並んで表示されます。実際の表示画面を想像しながら、たくさんの写真と並んでもご自身の作品に目がいく写真になっているか確認しましょう。

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minneではたくさんの作品を比較し、最終的にどの作品を買おうか決められる方が多くいらっしゃいます。AとBの作品どちらを買おうか迷ったら、作品の情報がしっかり伝わり、すてきな世界観の作品を購入したいですよね。小物の撮影に慣れてきたら、小物の使いすぎに注意し、世界観が伝わる写真に挑戦してみてくださいね。

写真は、作品価格の説得力にもつながります。すてきな写真が撮影できたら、ぜひ価格も見直してみてくださいね。

撮影の基本をおさらいしよう

どんな小物がいいか悩んでしまったり、小物を置く位置がなかなか決まらなかったり、小物を取り入れることで撮影がおっくうになってしまうときは、初心にもどってシンプルに撮影してみましょう。

詳しくはこちらの記事をご覧ください▼
撮影の基本(1)自然光を味方にする
撮影の基本(2)高いカメラの方がいい?
撮影の基本(3)構図について

撮影小物と合わせて読みたい、背景の選び方▼
作品が映える写真背景の選び方(#minne学習帖)

価格設定に迷われる方はこちらの記事もオススメです▼
自分にあわせた販売価格の見直し方(#minne学習帖)

本日のまとめ

(1)作品にあった小物を選ぼう
(2)購入の決め手になる、サイズ感・利用シーン・希少性を伝えよう
(3)複数の小物を組みあわせて世界観を表現しよう
(4)撮影の基本をおさらいしよう

いかがでしたでしょうか?
作品販売が軌道にのってきた方は、小物を使って作品のサイズ感や利用シーン、こだわりや丁寧な手仕事など、購入者の方が安心して購入できる情報を写真で伝え、さらなる売上アップにつなげていきましょう。

【お知らせ】

10/28(月)、株式会社インプレスから出版されている『たのしいカメラ学校の教科書 カメラ1年生』の著者 矢島直美 先生による、minne×たのしいカメラ学校「minne作家のためのカメラ教室 iPhone編」の開催が決定。
会場はminne LAB 世田谷が入居する「IID 世田谷ものづくり学校」となりますが、今回特別に、オンライン配信での受講もできることになりました。
自らしい表現方法や写真に対する理論的な考え方を写真のプロから学べる大変貴重な講座です。講座の詳細、お申し込み方法は以下をご覧ください。
みなさまのご参加心よりお待ちしています。

みなさんの作家活動が少しでも楽しくなるよう、本記事をお役立ていただければ嬉しいです。minneで購入可能な撮影小物をご紹介する記事も公開予定ですので、ぜひ楽しみにお待ちくださいね。

よろしければ記事に関する感想やリクエストをこちらからお聞かせください。

もっと学びたい方はminne学習帖


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