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作品が映える写真背景の選び方(#minne学習帖)

※)2020年5月8日 追記
minneを運営するGMOペパボ株式会社(以下、GMOペパボ)では、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにインターネットを活用したネットショップの運営やテイクアウトサービスに取り組む事業者や作家のみなさんを応援します。期間限定でこちらの有料記事を無料公開とさせていただきます。お困りの事業者や作家のみなさんの少しでもお役に立てれば幸いです。
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こんにちは、minne 作家活動アドバイザー 二木なおです。
作品をつくったら、作品の雰囲気に合わせてすてきな写真を撮影したいですよね。「minneのアトリエ」でおこなっている撮影レクチャーでは、さまざまな背景紙やボードを使用し、いろいろなテイストの写真を撮影してみます。作品を毎日見ている作家さんご自身も、写真を見比べてみると「背景を変えるだけでこんなにも作品の見え方が変わるの⁈」とびっくりされます。

今回は、「作品が映える背景選び」をテーマに、実際に撮り比べた写真をもとにポイントを解説します。白い背景できれいに撮れるようになったら、次のステップの参考にしてみてくださいね。

背景は白がいい?

写真撮影の基本は「自然光」。まずは、白の背景で撮り比べて自然光を味方につけましょう。白の背景だと影の写り方や明るさの違いがわかりやすいので、最初のステップにおすすめです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください▼

自然光は味方にできましたか?
それでは、次のステップへ進みましょう!


背景で変わる作品の見え方

同じ作品でも、背景に写りこむ「色」や「小物」で作品の見え方が大きく変わってきます。作品によってどんな色・ものが合うかはまったく異なってくるので、いろいろなパターンを試して最適なものを見つけましょう。

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次の写真は、木目調の背景(左)と、白背景(右)で撮影したポーチの作品です。どちらもキレイに撮れているのですが、それぞれの写真でどのような印象をもち、作品に目を惹いたのはどちらでしょうか。

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このポーチの場合は、生地の色味や柄のおもしろさが伝わりやすい白背景がおすすめです。どちらが正解ということではなく、ご自身のイメージに合う背景はどちらか?作品の魅力が伝わるのはどちらか?この作品がほしいとお客さまが思うのはどちらか?を考えてみてくださいね。

次の写真はイヤリングとネックレスを、木目調の背景(左)と鏡を使って撮影(右)してみました。高級感があるのはどちらでしょうか?

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鏡を使って撮影すると、鏡に作品が写り込んで華やかに見え、高級感を演出することができます。

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いろいろなパターンの撮影は手間と時間がかかる作業ですが、撮影した写真を見比べてみるとご自身の作品にはどんな背景が合うのか一目瞭然で確認することができます。ぜひ、いろいろなパターンの撮影にチャレンジして作品に合う背景をみつけてくださいね。

《さまざまな背景をためした写真例》

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基本の撮影に慣れてきたら……

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白背景でも十分作品の良さが伝わる写真を撮ることができますが、さらに色画用紙などを背景紙にとりいれると、作品のデザインが持つ華やかさや、ガーリー感がより伝わりやすくなります。

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基本の撮影に慣れてきたら……

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作品の良さであるユニークでポップなデザインがより魅力的に伝わるようにビビッとなカラーを背景にとりいれてみました。こちらの作品は小さなお子さま用の握ると音が鳴るおもちゃなのですが、背景に色をとりいれることで、お子さまが楽しそうに遊ぶイメージが連想しやすくなりますね。

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こちらの作品は、パッチワークのデザインがとても素敵なメンズのレザーシューズです。オリジナリティが高い作品は、5枚の写真のうち、必ず1枚は、シンプルに作品の良さを伝える写真を登録しましょう。オリジナリティが高いことで、購入すること、生活にとりいれることをイメージしにくくなってしまうともったいないので、白背景の基本の撮影に慣れてきたら……作品を安心して購入してもらえるように、作品を生活にとりいれるイメージができるような写真を撮影してみましょう。

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食器や家具、インテリア雑貨などの作品も同様に、実際にお部屋にとりいれた雰囲気を伝えてみたり、身に着ける作品は、どんな洋服に合わせるとよいのかなどコーディネート例が伝わる写真があるとイメージしやすくなるのでおすすめです。

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カジュアルな感じ、シックで大人っぽい雰囲気など、実際に購入するとどんなすてきな生活や体験が待っているのか作品の魅力を最大限写真で伝えましょう。

また、物語性があるデザインの作品は、その物語を伝えるためにはどんな背景がよいのかを考えてみましょう。

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こちらの作品は、人魚が岩に腰掛けているユニークなデザインのブローチです。白背景でも十分きれいに撮影はできているのですが、作品がもつ物語性が伝わりきれていません。そこで、波打ち際のようなグラデーションの背景で撮影してみると、あら不思議!人魚が砂浜で岩に腰掛け、海をながめてたそがれているような世界観になりました。作品にこめられた物語性は、その作家さんならではオリジナリティです。その他の作品との差別化、希少性を高めることにも繋がるので写真で上手に伝えていきましょう。

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minneでは海外配送がはじまり、2020年には日本でオリンピックが開催。今後より海外からのお客さまが増え、和な雰囲気の作品に注目が集まることが予想されます。和の色を背景に取り入れ、雰囲気づくりをしてみましょう。

※過度な演出をしてしまうと、かえって作品の良さが伝わりにくくなってしまうこともあるので、あくまでも主役は作品ということを忘れずに。

背景の色選びに困ったら
配色についての本が多数出版されているので、参考にしてみるのもおすすめです。


背景紙を活用してみよう

木やタイル、大理石や植物など、背景に使いたいけど準備がしにくい素材たち。近頃ではそんな素材感もリアルにプリントされた「背景紙」が手軽に手に入るようになってきました。

ここでは、実際に手に入れた3種類のリバーシブル背景紙を使った写真例をご紹介します。背景紙はしっかりとテープで固定し、レフ板を使用します。

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被写体はこちらのシンプルなバッグ。
このアイテムを届けたい・使ってくれるお客様を頭の中にイメージしてみましょう。

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イメージしたお客様は、どの写真に魅力を感じると思いますか?

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コンクリートなど冷たい質感の素材は「かっこいい」「男性的」な印象を与えます。鮮やかな背景の場合は「夏らしさ」「涼しげ」「元気」な印象がありますね。背景紙によって印象がまったく異なることが伝わったでしょうか。

小物が写っている背景紙も
グリーンや小物がプリントされた背景紙もあります。真ん中に被写体を置くだけで雰囲気がある写真が撮れるので、時間の短縮にも◎

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背景紙を組み合わせて使ってみる
雰囲気の異なる2枚の背景紙を組み合わせて壁面で撮影することで、奥行きがあるすてきな写真になります。

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平置きが向いている、壁面が向いているなど作品によってさまざまです。
次の撮影のことも考えて、撮影前の準備やスタイリングのしやすさ、実際の撮影がスムーズに進められるほうはどちらか……一度試してみましょう。

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透明感のある素材は
ガラスなどの透明な作品は、背景に色をひくことで作品の輪郭がくっきりし、質感が伝わりやすくなります。全ての写真の背景に色がついていると作品本来の色味が伝わらない場合があるので、設定する写真のなかに白背景の写真も掲載し、本来の色味がきちんと伝わるようにしましょう。

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今回使用した背景紙はこちら

シンプルな色画用紙ではなくもっと雰囲気を演出したい、という方は作品に合いそうな「背景紙」を選んでぜひ活用してみてください。上記で挙げた背景紙はあくまで一部で、色味や素材感のバリエーションはたくさんあります。どんな写真を撮影したいのかイメージを広げつつ、被写体となる作品にとっての理想を探していきましょう。


◆背景紙を選ぶ際のポイント

・光沢がある紙と光が反射して撮影がしづらいのでマットな質感のものを選びましょう。
・背景紙を近くでみるとプリントの粗さが気になることも。アクセサリーなどの小さな作品には、できるだけプリントが細かく鮮明なものを選びましょう。
・サイズに迷ったら、作品の2倍以上(作品が2つ以上入る)のサイズを選びましょう。

背景紙を保管する際の注意ポイント
・折り目や傷、汚れがついてしまうと、その箇所を避けながらの撮影はとても難しくなるので、できるだけきれいな状態を保ちましょう。巻いて筒状の容器に入れて保管するのがおすすめ。
・4隅をテープなどを使って固定する場合も、粘着部分や貼ったあとが残りにくい、養生テープやマスキングテープを使用しましょう。撮影が終わったらきれいに剥がします。
・背景紙に粘着部分が残っていたり、汚れているまま使用すると作品にもダメージになるので注意しましょう。

本日のまとめ

(1)白背景と自然光に慣れたら、背景にこだわってみよう
(2)色・素材感によって写真から伝わる作品の印象はまったく異なる
(3)
背景にどんな色や素材感があると作品がより魅力的に見えるのか研究してみよう

いかがでしたでしょうか?
インターネットでの作品販売が軌道にのってきた方は、作品のこだわりや丁寧な手仕事など伝えたい雰囲気の写真を撮ってブランド力を高め、さらなるステップアップにつなげていきましょう。みなさんの作家活動が少しでも楽しくなるよう、本記事をお役立ていただければうれしいです。

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作品の魅力が伝わるすてきな写真が撮れたら、あわせて価格も見直してみましょう。本当に欲しいと思ってくださる方は、安さが理由で購入されるのではなく、作品・ブランドに共感し購入されます。焦らず、ゆっくり、ご自身のペースで大丈夫なので、作品の魅力が伝わる写真を撮影し、ご自身がつけたい価格を思い切ってつけてみてくださいね。


もっと学びたい方はminne学習帖へ




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