
作品の魅力が伝わる写真の撮り方(#minne学習帖)
こんにちは、minneの作家活動アドバイザー 和田まおです。
良い作品を作ったら、写真もすてきに撮ってたくさんの方に見てもらいたいですよね。でも実際に撮ってみると、うまく色が出なかったり、暗くなりすぎてしまったり……。
写真をもっと綺麗に撮れるようになりたい!という方に向けて、今回は「作品の魅力が伝わる写真の撮り方」をご紹介していきます。
作品写真はとっても重要
どんなにすてきな作品でも、写真を通してその魅力が伝わらないと、お客様に見つけていただくチャンスを逃してしまうことになります。
ぜひ、作品の魅力が伝わる写真を撮影しましょう。
ここでは3つのステップを通じて写真撮影のコツをご紹介します。
◆ステップ1
自然光での撮影にチャレンジしよう
室内の電気を消して自然光のみで撮影することは、作品撮影の基本です。
まずは白い背景で撮影をしてみて、適正な明るさで撮る練習をしましょう。
白い背景で撮影すると、明るさが足りていない場合に背景がグレーに写るので、適正な明るさを知れるというメリットがあります。
練習を重ねて、作品に合った明るさを把握できるようになったら、好みに合わせた背景を組んで撮影すると良いでしょう。
× 電気を付けて撮影
室内の電気の影響で余計な影が入っています。さらに黄色味をおび、作品本来の色が伝わりにくくなっています。
○ 室内の電気を消し、自然光のみ(同じ場所で撮影)
余計な影が無くなり、全体的にスッキリとしました。自然光により作品本来の色が表現されました。
◆ステップ2
「明るさ・ピント・立体感」を意識しよう
以上の3つは良い写真を撮る上でまず押さえるべき大切なポイントです。
1.適度な明るさ
窓辺に移動し、自然光とレフ板などを使って明るさを確保しましょう。
2.ピントを合わせる
撮影したら、拡大して細部まで撮れているか確認しましょう。
3.立体感を見せる
作品の形がわかりやすいアングルを探しましょう。
◆ステップ3
たくさんの写真を見て「魅力の伝え方」を研究しよう
残念ながら「○○をすれば売れる」というセオリーは存在しません。どんなにカメラの操作が上手な人でも、作品に合った撮影をしなければ魅力は伝わらないのです。「どのように撮れば自分の作品の魅力を一番伝える事ができるか?」を考えながら、日々の研究を重ねましょう。
こちらでは良い例と悪い例、ワンポイントアドバイスなどをさらにご紹介していきます。
作品が水平になっているか
水平線をまっすぐに写すことで、目線が安定しスッキリと見えます。
背景を作りすぎないように
写真の世界観を作り込みすぎて背景が混雑しないように注意しましょう。
作品一覧に並んだ時に、すっと作品が目に入ってくるようなバランスが重要です。
作品の上に余計な要素はないか
作品が見えづらくならないように、テキストやブランド名などを作品の上に載せないようにしましょう。
サイズ感を伝える
使用シーンやサイズ感がわかりやすいものと並べた写真を一緒に登録しましょう。
花材の量が多すぎる
作品写真のアクセントとして花材を取り入れるのはおすすめですが、作品に対して花材量が多いと混雑した印象になります。作品が主役であることを忘れず、組み合わせに迷ったらシンプルに撮影してみましょう。
リングは立たせるのがおすすめ
リングなどの作品を撮影する場合は、100円ショップなどで販売している練り消しを使ってリングを立たせましょう。着用した時のモチーフのイメージがより伝わりやすくなります。
ネックレスはトップを主役に
ネックレスなどのチェーンが長いアクセサリーを撮影するときは写真に全て収める必要はありません。あしらいの少ないシンプルなチェーンは見切れさせトップを主役にした写真を心がけましょう。
雰囲気づくりも大切に
余裕が出てきたら、撮影場所や背景、小道具にも凝ってみましょう。
同じ作品でも背景や小道具を変えだけで写真の印象はガラリと変わります。
本日のまとめ
(1)自然光での撮影にチャレンジしよう
(2)「明るさ・ピント・立体感」を意識しよう
(3) たくさんの写真を見て「魅力の伝え方」を研究しよう
「こんなのどうかな?」を試しながら、作品撮影を楽しんでください!
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