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オレンジページの学校「はじめてのオンラインお菓子販売」講座レポート

こんにちは、minneです。
minneでは、食にまつわる制作を行う作家さんを応援するという気持ちを同じくする、『オレンジページの学校』にて、minne作家の『保存食工房TRAD n.u.』さん(@trad-nu)とともにオンライン講座トークセッションを実施しました。

約90分のトークセッションは有意義な内容が盛りだくさん。
その様子を、オレンジページの学校 運営スタッフの皆様にレポートにしていただきましたのでご紹介します。

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「はじめてのオンラインお菓子販売」講座レポート

著 オレンジページの学校 運営スタッフ

6月12日に開催された、『オレンジページの学校』のオンライン講座「はじめてのオンラインお菓子販売。minneを例に具体的に解説」では、「保存食工房TRAD n.u. minne店」などのオンラインショップを運営する齋藤順志・めぐみさん夫妻と、minne byGMOペパボのディレクター二木奈緒さんが登壇し、食に関するビジネスに興味がある「オレンジページの学校」会員へ向けて、約90分のトークセッションが行われました。

講座はお菓子をオンラインで販売するまでのステップと、実際のショップ運営の体験談やノウハウがテーマ。オレンジページの泉がお話を伺いました。
齋藤さん夫妻は「保存食工房TRAD n.u.」をお二人で立ち上げ、お菓子やドライフルーツの企画から制作、販売、PRまでを幅広く手掛けられています(未経験から立ち上げをおこなった経緯など、詳しくはこちら)。
今回はTRAD n.u.が商品を販売しているハンドメイドマーケット「minne」ディレクターの二木さんと一緒に、運営の経験談や工夫、実践的なアドバイスを語っていただきました。

minneってどんなところ?

二木さんはminneについて、プラットフォームとしての特徴や利点、販売までの流れや費用などを説明してくださいました。
minneは作家・ブランド数(91万)、作品数(1729万点)ともに国内最大(※1)のハンドメイドマーケット。家具・アクセサリー・雑貨はもちろん、手作りの食品も販売することができます。
食品の場合、安全性を保つため販売申請のチェックをオンラインで受けることが必要です。

年々登録数が増加しているというminneですが、近年ではPCを使わずにスマホひとつで作品登録や購入者さんとのやりとりなどの活動を行っている作家さんも多いそうで、アプリから手軽に運営できる点がメリットです。
また、作家個人のショップでは決済手段を多数用意するのは手間もコストもかかることですが、minneでは豊富な選択肢が用意されている点も大きな魅力ですね。

TRAD n.u.の工夫とこだわり

そしてTRAD n.u.の齋藤さん夫妻はお店の人気作品が生まれた経緯や運営の工夫、価格設定や集客の方法まで、たくさんの貴重な情報を体験談を交えつつ惜しみなく共有してくださいました。

TRAD n.u. minne店のショップページ

たとえば、おしゃれなスタイリングや色使いが特徴的なTRAD n.u.のクッキー缶の作品画像がどうやってできたのかを、撮影を担当している夫の順志さん(写真は独学で学ばれたそう)からシェア。
作品画像のコンセプトの設計やアイデアの集め方、サムネイルの目立たせ方の工夫から、Web制作のご経験を生かしたフリー素材の活用方法まで、オンライン販売の際の参考になる知識がいっぱいでした。
少しでも他の作品と差別化できるよう、作品画像を工夫することの大切さを語っていただきました。

作品画像と並んで重要な要素となる作品ページのタイトルや説明文を主に手掛けているのは、妻のめぐみさん。
八百屋で働いていたご経験を活かし、「顔なじみのお客さんに接客するときのおしゃべりをそのまま文章にしたような」親しみのある文章づくりを心がけているとのこと。
時にはオノマトペも使いながら、作品のことをできるだけ詳しくわかりやすく伝えたいという姿勢からは、ものづくりへの誠実さが感じられます。

「説明文をできるだけ詳しく書くのは、見ている購入者さんの安心感にもつながるのでおすすめです」と二木さん。また、タイトルについても工夫を教えていただきました。
一見しただけではわからない、「どういうこと?」と気になってついつい作品ページを開いてしまうようなネーミングをいろいろ試しているそうです。ちなみに、クッキー缶のパッケージに描かれているかわいいリスのイラストもめぐみさんの手によるものです。


ファンを増やすための取り組み

そして話題は、オンライン販売を行う方なら誰もが気になるであろう「集客」のことへ。
作品を販売し始めたころはSNSのフォロワーも少なく、新規の購入者を増やすことに苦戦していたという齋藤さん夫妻。
minneでは広告を出し始めたことがきっかけで、売上がぐんと伸びたそうです。

広告は直接の売上につながるのはもちろん、作品画像のクオリティをユーザーの反応を通してジャッジすることにも役立つとのことです。
二木さんからは広告の基礎知識や、出稿するのに効果的な時期など実践的なアドバイスも。
SNSで新たなファンをつくるためにminneの作家・ブランドのみなさんが行っている工夫などを教えていただきました。

また、リピーターの増やし方についてのお話もありました。
現在、齋藤さん夫妻はリピータ獲得に向けて試行錯誤を重ねているとのことですが、これからはSNSだけに頼らない購入者とのつながりをさらに大事にしていきたいと語ります。

minneでは5月に追加された新機能『minne PLUS』を使ってショップのフォロワーに直接通知ができるようになったそうです。
販促活動やファンとのコミュニケーションがスムーズに行えそうです。

自分のアピールポイントの探し方

チャットの質問欄には参加者からたくさんの質問が寄せられ、登壇者の皆さんとminneスタッフがひとつひとつ丁寧に回答してくださいました。
「新しくオンライン販売を始めたいけれど、何をアピールポイントにしたらいいかわからない」というお悩みに、TRAD n.u.の齋藤さん夫妻は他の作家・ブランドと少しでも差別化できるポイントを見つけるため、他の作品や作品画像をたくさん見ることの大切さを強調しました。
順志さんはご自分が悩みそうになったときには「自分の中で0からなにかを生み出そうとこだわらず、とにかく周りでいいなと思うものを探してアイデアをストックしていく」と語り、効率的に探すための知見をシェア。
今すぐに真似できそうなテクニックに「参考になった」との声が多数届きました。

そのほか、梱包はどうしているかや、企業とのコラボ案件など多岐にわたるお話を伺っているうちに、あっという間に90分の講座が終了。
今回の講座は、齋藤さん夫妻と二木さんの実践的なアドバイスと具体的な事例紹介により、手作りお菓子のオンライン販売について、初めてチャレンジする方にも、すでにショップを運営している方にも学びのある機会となりました。

この講座を通じて、多くの参加者が自信を持って新たな一歩を踏み出すことができれば幸いです。

講座のアーカイブについては、こちらをご覧ください。

(※1)ハンドメイド作品の販売を主軸とする国内ハンドメイドマーケット運営会社2社の作家・ブランド数とアプリダウンロード数に関するIR資料公表数値及びサイト公表数値を比較。2024年7月11日時点、GMOペパボ調べ。

【この記事に関するお問い合わせ先】
https://minne.com/contact


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