【イベントレポ】minneのアトリエ 福岡 クロージングパーティーを開催しました
こんにちは。minneスタッフのかずえです。
2019年1月19日(土)と20日(日)の2日間、『GOODAY FAB DAIMYO × minneのアトリエ 福岡のクロージングパーティー』を開催しました。
改めまして、お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。
minneのアトリエ 福岡は、GOODAY FAB DAIMYO(ホームセンター グッデイ)さんと共同で2017年4月から1年の期間限定としてオープンしましたが、皆さまへ大変好評をいただいたこともあり、半年間の延長を経てここまで運営してきました。
これまでminneのアトリエ福岡や、GOODAY FAB DAIMYOをご愛顧いただいた皆さまへ感謝の気持ちを伝えるべく、このクロージングパーティーを開催しました。
▼イベントの告知はこちら
イベントにご参加いただけなかった方にも当日の様子をお楽しみいただけるよう、盛りだくさんだった2日間のイベントの様子を、まとめてたっぷりとレポートさせていただきます!
どうぞ最後までご覧ください。
【クロージングパーティー1日目】
クロージングパーティー1日目は、minneで活動している作家の東峰木人さん、yucoco cafeさんを講師にお迎えした「プレミアムワークショップ」と、minneの作家活動アドバイザーの二木が講師をつとめる「作家さん向けの作品撮影講座」を開催しました。
東峰木人さんのプレミアムワークショップ
1日目の午前は、東峰木人さんによるワークショップ「山桜の木から作るケーキ用フォークづくり」を開催しました。
この山桜の木から作ったケーキ用フォークは、東峰木人さんが試行錯誤を繰り返して作り上げた思い入れのある作品の1つです。
見た目の美しさだけではなく、ケーキをすくいやすくなっていたり、切りやすくするために爪の部分を広くし、端を少し薄く仕上げられていたりと、長く大切に使い続けてもらえるよう、機能面にも工夫されて作られています。
東峰木人さんのものづくりに対する想い、こだわりが詰まった作品です。
このワークショップでは、東峰木人さんが手作業で丁寧に作っていただいた半完成品のフォークを、6種類の研磨ペーパーで磨いていきます。
磨きの作業はとっても重要で、完成までの工程の半分は磨き作業とのこと!
磨く方向や力の入れ具合にも気を使いつつ、木のぬくもりを感じながら真剣に磨き上げていきます。
磨き作業が完了したら植物性オイルを塗布して出来上がりです。
最後にGOODAY FAB DAIMYOのご協力のもと、レーザーカッターを使って好きな文字や言葉を彫刻しました。
裏側には東峰木人さんのオリジナルの焼印(イノシシ)も!
世界に一つ、自分だけの特別な1本が完成です。
さらに今回のワークショップでは、東峰木人さんが特別に作っていただいた「山桜の木で作った四角いプレート」を参加者全員にお贈りしました。
プレートの裏にはレーザーカッターで「GOODAY FAB DAIMYO × atelier of minne in Fukuoka」の文字を彫刻し、中央部分に東峰木人さんのオリジナルの焼印(イノシシ)が施され、より特別な1枚が完成しました。
天然の山桜ならではの美しさと温もりのあるフォークとプレートで、素敵なティータイムが過ごせそうですね。
yucoco cafeさんのプレミアムワークショップ
午後のワークショップは、yucoco cafeさんによるワークショップ「yucoco cafeさんのハリネズミのブローチを作りましょう」を開催しました。
ほっこり癒し系で、幸せな気分にさせてくれるyucoco cafeさんのハリネズミのブローチ。
フェルティング用ニードルで羊毛に刺しながら形を作っていき、植毛をしてふわふわのハリネズミちゃんに仕上げていきます。
植毛をして毛の長さを整えた後は、目やほっぺ、手あしをつけて少しずつ完成に近づいていきます。
目、ほっぺ、手足の微妙なバランスでハリネズミの表情が少しずつ違ってきます。
さて、どんな表情のハリネズミが誕生するのか、とても楽しみですね!
さらにGOODAY FAB DAIMYOご協力のもと、レーザーカッターを使ってアクリルブローチとフェルトの小物入れも作りました。
アクリルブローチとフェルトの小物入れには、yucoco cafeさんオリジナルのハリネズミのイラストが彫刻が施されています。
今回作ったハリネズミのブローチも大切に保管することができますね。
アクリルブローチには好きな文字や言葉も一緒に彫刻し、自分だけのブローチの完成です!
最後は参加者の皆さんが作ったハリネズミたちの記念撮影。
愛嬌たっぷりの可愛いハリネズミのブローチが完成しました。
鞄やお洋服につけて、一緒にお出かけを楽しんでくださいね。
ネットで伝わる作品撮影講座
ワークショップを開催していたアトリエのお隣では、作家さん向け勉強会「ネットで伝わる作品撮影講座」を開催しました。
ネット販売では写真が大切なことはわかっていても、もっと魅力的に作品の世界観を伝えるにはどうしたらいいのかな・・・と悩んでいる方も多いはず。
今回はよりじっくりお話できるよう、作品のカテゴリー別にお集まりいただき講座を開催しました。
午前の部はアクセサリー作家さん向けの内容を。
午後の部ではバッグ、スマホケース、ポーチなどを作られている作家さんにお集まりいただき、参加者さんの作品に合わせていろんなパターンの例を取り上げてお話しました。
質問を随時受けながらじっくり深く解説。
スライドの内容をスマホで撮ったり、しっかりメモを取られていたりと、最後までとっても真剣な姿勢で聞いていただきありがとうございました。
今後の活動にぜひ活かしてくださいね。
【クロージングパーティー2日目】
クロージングパーティー2日目は、動物ぽんぽんで大人気のminne作家trikotriさんによるワークショップと、今回のクロージングパーティーのメインイベントでもある、「作家さん向けトークイベント&交流会」を開催しました。
trikotriさんのプレミアムワークショップ
2日目の午前は、trikotriさんによるワークショップ「鳥ぽんぽん・ひよこをつくろう」を開催しました。
trikotriさんのWS開催は福岡では初めてとのこと。楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか。
このワークショップでは、大小ふたつの毛糸のぽんぽんを組み合わせて、手のひらサイズの「ひよこ」のぽんぽんを作ります。
まずはフェルトでひよこのくちばしを作ります。
簡単そうに見えますが、実際やってみると意外と難しい作業。
実際にtrikotriさんの手元を見ながら、皆さん真剣な表情で小さなくちばしを作られていたのが印象的でした。
作家さん本人から直接作り方を教えてもらえることは、ワークショップならでは。とっても貴重な体験ですね。
続いて、ぽんぽんを作る用具「ポンポンメーカー」に毛糸をぐるぐると巻きつけてベースを作ります。
巻き終えると次は、ハサミで真ん中をちょきちょき入れてカットします。
広げると、ころんと可愛いぽんぽんが...!
大小二つのぽんぽんを作って組み合わせ、全体のバランスを見ながら丁寧にひよこの形へとハサミでカットしていきます。
最後にくちばしと目、ワイヤーで作ったあしをつければ出来上がり。
最後はみんな並んで記念撮影。
可愛すぎて癒される、表情豊かな鳥ぽんぽんのひよこたちが完成しました。お家でもたくさん可愛がってくださいね♪
今回ワークショップの講師を務めていただいた東峰木人さん、yucoco cafeさん、trikotriさん、そしてワークショップにご参加いただいた皆さま、改めてありがとうございました。
トークイベント
そして2日目の午後、クロージングパーティー最後のイベント「トークイベント&交流会」の開催です!
「minne」の発案者である、GMOペパボ minne事業部 阿部 雅幸と、アトリエ世田谷・神戸・福岡3拠点の作家活動支援アドバイザーが登壇し、開催したトークイベント。
実は、3拠点の作家活動支援アドバイザーが1箇所に集まりイベントを開催したのは、今回が初めてなんです!
今回のトークイベントでは、事前に作家さんにご協力いただいたアンケートの質問の中から、数が多かったものや気になったものをスタッフが選ばせていただき、その質問に沿ってお話させていただきました。
また、特別ゲストとして、minneのハンドメイドアワード2016にて金賞を受賞された人気作家のLINDA TOKYOさんにもお越しいただき、作家さん代表として作家さんのお悩みなどについてお答えいただきました。
今回のレポートでは、印象に残っているエピソードをいくつかご紹介しながら、その様子を一部お届けします♪
『思い出に残っている作家さんのお話が聞きたいです』
まずは、神戸の作家活動アドバイザーである二木のお話をご紹介。
二木:神戸のアトリエは、撮影スペースが広いため、撮影のご利用をいただくことも多いんです。その中から、ハンドメイドアワードにて賞を受賞された作家さんがいらしたことは、とても思い出深いですね。また、アトリエで撮影いただいた作品がピックアップに掲載されているのを見かけると、自分のことのように喜んだり。作品撮影のお手伝いをさせていただくことも多いので、とても嬉しい気持ちになるんです。
世田谷の作家活動アドバイザーの和田からはこんなお話が。
和田:世田谷のアトリエはもうすぐ4周年になるのですが、アトリエに来てくださる作家さんに家族が増えたことが自分のことのように嬉しかったですね。産休中にできることリストを作ったり、復帰後どう動いていくのか一緒に考えたり。もちろん、無理されないように監視するのも私の役目です(笑)
アトリエを通じて、たくさんの作家さんとさまざまな出来事を共有し、共に一喜一憂できたことは、私たちスタッフにとってかけがえのない大切な思い出です。
『モチベーションを維持するコツはありますか?』
こちらの質問は、多くの作家さんが抱えられているお悩みのひとつではないでしょうか。
制作を長く続けていくなかで、どうしてもモチベーションが上がらない時、みなさんはどうしていますか?
まずは、作家のLINDA TOKYOさんに聞いてみました。
LINDAさん:私のなかで、ものづくりは自分が頭の中に描いたものを形にする時が一番楽しいんですよね。向こう側が見えない状況で、それをどうやって形にしようかな、とワクワクするんです。なので作品が完成してしまうと、途端に興味が薄れてしまって、量産することに気持ちを持っていくことが大変な時もあります。それでも作り続けられるのは、作品を楽しみに待ってくださっているお客さまの存在ですね。作品を受け取られた方からレビューやメッセージなどで反応をいただけた時、とても嬉しい気持ちになるんです。そのことがモチベーションに繋がっていますね。誰かが見てくれているからこそ、続けられるんだと思います。
個人で作家活動も行なっている福岡の作家活動アドバイザーの梶原にも聞いてみました。
梶原:仕事から帰ってきて、家事が終わった夜中から制作することも多いです。休みの日も、もちろん作っていますね。息抜きも大事なので、たくさん遊びにも行きます。息抜きと制作のバランスを取りながらスケジュールを立てていますね。そして、私も頂いたお手紙などは大事に保管しています。メッセージやレビューなどもスクリーンショットで保存したり。お客さまからのメッセージは、本当に励みになるんですよね。
そして、和田から作家のみなさんへのアドバイスは
「しっかり休みを確保すること」。
和田:忙しい時は、どうしてもモチベーションが下がり気味になるので、ちゃんと休むことって本当に大切なんです。無理してキャパオーバーの仕事量をこなしてしまうと、理由がなくても、誰でも疲れたり落ち込んでてしまうことは当たり前のことなんですよね。また、目標を設定することで、やる気の維持に繋がるのでおすすめですよ。アトリエでの個別相談でも、必ず作家さんに目標設定をして頂いてますね。
みなさん真剣な眼差しで、アドバイザーの話を聞かれていました。
『アドバイザーから見た、売れっ子作家さんの共通点は?』
梶原:行動がはやい!スタッフからのアドバイスをすぐ行動に移している作家さんは、成長もはやいなと感じますね。私もそのスピードに追いつくのが精一杯なくらいはやい方もいて、びっくりします(笑)
阿部:どんな仕事にも共通して言えることですけど、100%を目指そうとすると時間がかかり過ぎてしまうので、60〜70%の状態でも動き出すことって大事だと思います。フィードバックもすぐ貰えるので、問題点を見つけて改善するまでのスピードも短くなりますからね。
二木:トライアンドエラーを繰り返すことを恐れない方ですね。失敗しても、失敗という結果を得ることができる作家さんは、どんどん成長されている印象です。
和田:よく分からないことに対して、人ってなかなか着手できないことが多いんですけど、自分で決められるか、動けるのか、というのはとても大事なことなんです。そして、1回の失敗で辞めてしまうのは本当に勿体無いんです。失敗の原因を客観的に見つめ直して、諦めずに継続できる研究熱心な方が売れっ子作家さんの中には多いですね。そして、他人の失敗は自分の失敗に当てはまるとは限らないので、実際に自分でもやってみることも大切ですよ。
アドバイザーの話に、大きくうなずきながらメモをとる参加者のみなさん。
『作家活動においての刺激が欲しい』
阿部:これは質問ではなく、要望かな(笑)LINDAさんは、どうやって刺激など得られていますか?
LINDAさん:作家さんって、真剣にものづくりと向き合っている方が多いと思うんです。もちろんそれも大切なことなんですけど、いろんなことを体験して、経験にしている作家さんは、作品自体も面白いことが多いんですよ。普段会わない人と話してみたり、行かないところに行ってみたり、普段しないことをしてみる。自分の作品と関係ないから結びつかないかというと、そうではなかったりするんですよね。
些細なことでも刺激に変えられることは、ものづくりをしている方にとって大切な事なのかもしれませんね。
『今後minneが目指していく姿とはどんなものなのでしょうか?』
阿部:ぼくらが目指そうとしているのは、ものづくりを中心とした経済圏をつくることです。ものづくりをもっと楽しめる世界をつくるためのサービスを提供し、ものづくりの価値を高めていくことに貢献していければ素敵ですよね。人の顔が見えるサービスを心がけ、愛を持ってぼくらのサービスをより多くの方に届けていくことを継続して続けていきたいと思っています。
トークイベントは、時に真剣に、時に笑いありと、終始和やかに進んでいきました。
作家さん交流会
そしてトークイベントの後は、お茶とお菓子を楽しみながら交流会を開催しました。
お菓子は、minneで食べ物を販売している作家さんにお願いしてご用意しました。
<ご用意したお菓子>
●economeさんのミニミニサイズアップルパイ
●PATORAさんの生ショコラ ミルクとくるみカフェ
●Bonds&Coffeeさんのフラワークッキー
●vegetusさんのナッツ8種類
こちらのminneオリジナルカップスリーブは、なんと福岡スタッフの梶原のお手製なんです。作家さんへのお土産としてお渡しさせていただきました。
会場には、今回ご参加いただいた作家さんの作品を展示するスペースもご用意。作品を見ながら楽しそうにお話される姿も。
これまでminneのアトリエ福岡をご利用いただいた作家さんも、そうでない作家さんも、この機会に作家活動についてのお話や、作品についての意見交換などを積極的にされているお姿を拝見し、私たちスタッフもたくさんの刺激をいただきました。
スタッフを交え、貴重なお話をたくさんお聞かせいただき、ありがとうございました。
GOODAY FAB DAIMYO(ホームセンター グッデイ)を代表して、吉村さんからも最後のご挨拶をいただきました。
最後は作家のみなさんとスタッフで記念撮影。
minneのアトリエ 福岡は、約1年半の間にたくさんの作家さんに支えられ、ここまで運営してきました。
私たちスタッフからも、これまでご利用いただいた作家のみなさんに感謝の気持ちをお伝えさせていただく素敵な機会となりました。
これまでminneのアトリエ 福岡や、GOODAY FAB DAIMYOをご愛顧いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も福岡ならびに九州の皆様とお会いできる機会を検討中ですので、ぜひお楽しみにしていてくださいね。
今後のお知らせがございましたら、minneのサイト、または以下のページにてご案内いたします。
また皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
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